てんかんの治療って長引くって言いますよね。
私もかれこれ、15年以上治療しています。
今回は、てんかんは治るのかって話や、てんかんは何で治療が長引くか?ってことを書きたいと思います。
てんかんは治るのか?
最近、中高年からてんかんになる人が増えているようです。脳は年齢を重ねるにつれて、変化するからだそうです(私の医師談)
てんかんの人も脳が変化していくので、薬を止めても発作が無くなる可能性はあります。

治療方法は、てんかん発作を起こさないように、少しずつ薬を減らします。
しかし、今の抗てんかん薬で安定しているなら大きなイベント(就職・転職・結婚・出産)にはてんかんを治す治療をしない方が良いとされています。

どんどん先延ばしになるのか…
※てんかんは十人十色です。自分のてんかんの治療は必ず主治医の指示に従ってください。
就職・転職・結婚・出産と環境の変化時には薬の調整をしない

特に、就職・転職・結婚・出産は大事な時期でもあるので、抗てんかん薬の減量を控えたりします。
じゃあ、会社勤めな人はいつ治療できるんだ!!(怒)って感じですよね。

そうなんです…てんかんの治療って、社会に出てしまうと難しい面があるんです。職場に慣れてきても、折角の職場なのに発作を起こしたくないって思います。
転職をする時も環境が変わるので薬の調整は先延ばし…。結婚・出産・育児の時期も、てんかんで薬を飲んでいるならば無理に減量することは薦められません。

育児中も、薬をきると大発作が起きる可能性があるので、子供が小さいうちは薬の減量はしない方向です。
毎年、新薬が国内製造販売承認されている

私達てんかん患者が飲んでいる『抗てんかん薬』は、毎年新薬が出ています。
現在飲んでいる抗てんかん薬から、新薬に変更して飲む薬の数を減らせている方もいます。
私は学生の頃てんかんで倒れ、デパケンとエグセグランで発作が出なくなりました。しかし、デパケンの薬の副作用の影響か、ずっと気分が落ち込んでいるようなテンションが上がらない感じが続きました。
ラミクタールという新薬が出た時期に、デパケンからラミクタールに変更しました。症状は安定。そして今までの気分の症状が嘘のように、『楽』になった気がしました。
先生の指示に従って薬の変更をするのはもちろんですが、新薬は私達てんかん患者にとって質の良い生活をもたらしてくれると思っています。
15年以上も薬を飲んできて、もはやそれが当たり前になっている不思議。