てんかんって精神病だよね?…いいえ違います!
たしかに昔はてんかんは精神分裂病だ!と言われていましたが、今はてんかんの原因が解明され治療方針が激的に変化しました!
てんかんは精神病?
てんかんは心の病気ではなく、脳の神経の病気なので精神病ではありません。
少し前まで神経内科がなく、精神科の先生が診ていたことも誤解の原因になっています。
種類によって、精神的なストレスなどの原因からくる「心因性てんかん」というのもありますが、一部の人だけとなります。
私はてんかんで、精神疾患の合併症はありません。
しかし服薬している薬の副作用から、気分が落ち込むことはよくありました。
就職してからも薬の副作用からか、体調がよくない日が続き、仕事のミスにつながってしまったり…。
今思い出してみると、私、うつ病になりかけてたんじゃ…と思う節はあります…。
まぁ、そんな負のスパイラルは人によって精神疾患を併発してしまいます。
てんかんは精神疾患を併発しやすい
てんかんは精神病ではないと書きましたが、精神病を併発しやすいとされています。
原因として、服用している抗てんかん薬の影響が大きいです。
主な症状として、言い間違い・仕事のミスが多くなる・昔のことを突然思い出すような感覚・抑うつ状態・他の人が自分の悪口を言っているような幻聴・物が正しく見えない(錯覚)…というものがあります。
昔は狐憑きとも呼ばれる
一昔前(現在のおじいちゃん・おばあちゃん世代)は、てんかんが医学的に解明されていなかったので、狐にとり憑かれた!なんて言われていました。
他にも伝染病・こわい・キ○ガイ・精神分裂病などの差別を受けていました。
現在のてんかんの医学的治療
現在は医学の進歩により、てんかんの原因が解明されて抗てんかん薬で、多くの人の発作を抑えられるようになりました。てんかんの人でも、普通の生活ができるようになってきています。
自動車事故で、てんかん発作を起こした人を祭り上げるように報道したり、会社ではてんかんというと雇われないので隠して就労している人も多くいます。
社会的に生きにくいてんかん
就職の時に会社に「自分はてんかんです」というと、その場では問題ないですよ!と答えられ、好感触な面接でした。これは受かった!と思ったら、不採用のお祈りメールが…。
他にも、てんかんと言った途端に解雇されたという話もある位で。一概にてんかんのせい、ではないのかもしれませんが、会社としては雇いたくない面もあるのでしょう。
難しい問題だね。
てんかんを隠さなければならない社会の中で、悩み苦しみ精神が蝕まれていきます。
健常者と障がい者の境目
てんかんは効てんかん薬で発作を抑えられる人がほとんどです。
しかし、障がい者手帳・年金の枠に、てんかんだけで入ることは不可能。
障がい者と認定されやすいのは精神症状を病む必要があります。
生きにくい病気なのに、国からサポートが十分されていないのも私は問題だと思います。
まとめ
いまだに、てんかんは精神病と思っている人は多くてですね。特にお年寄りは…。
いくら医療が進歩したから言って、てんかんを持っている人達の生活の質は健常者より、はるかに劣ります。
就職・転職・結婚・出産など…てんかんとうまく付き合っていく場面で、精神的にツラくなる時は何度もあります。
そんな時は無理せず、精神科に通ってみるのも手です。
てんかんのかかりつけ医に、最近つらいんです…とか伝えても意図を理解してくれない場合がありますからね!
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました!
てんかんと上手に付き合っていけば、長い人生楽しくなると思う!はず…!!