企業がてんかんの人の採用で気を付けるべき3つのポイント

企業がてんかんの人の採用で気を付けるべき3つのポイント

もし、自分の会社にてんかんの人が就職したいと言ってきたら…。

普通の企業の社長さんや人事担当さんは、ちょっとどうしたらいいか悩みますよね。

私自身てんかんで雇われる身でした。面接時点での対応・聞き取りを事前に知ることで人事がスムーズになると思いますので読んでみて下さい。

①てんかんの発作の頻度をきく

てんかんというと、意識を突然失って白目をむいてガタガタとけいれんする病気の印象が強いと思います。

しかし個人によって、意識が数十秒途切れるだけの周りには気付かれない程の小さな発作もあります。

就職者自身の発作の頻度・どんな状態になるか?を聞いておくと良いでしょう。

ほとんどのてんかんの人は、抗てんかん薬で発作がほぼコントロールできています。

②就労中の発作の対処についてきく

もしてんかん発作を起こした時の対処について、面接でも簡単に聞き取っておくといいかと思います。

テルさん
意識を失い倒れる大発作だった場合、てんかんの人自身は倒れることが分かっていません。

そのため床に転ぶのにも手をついて倒れることもできない状態です。

てんかん発作自体で死ぬということは滅多にありませんが、発作が原因で階段から落ちたり頭をぶつけたりと大怪我につながります。

ケロさん
…まぁ倒れたら大体、救急車を呼ぶと思います。。

痙攣して身体が硬直状態になって歯も食いしばってるらしいですから……。

(私の親も何度見てもあの痙攣は慣れないって言ってる位です^^;)

③通院の頻度についてきく

てんかんの人の病状によって通院の頻度は変わります。

薬で発作が十分にコントロールできていれば3ヶ月に1回の診察と薬局に行くのみです。

しかし総合病院などでしか診てくれなく、抗てんかん薬をもらいに行くだけの診察だけに毎回激混みの病院です。

ほぼ1日潰れるかもしれません。

てんかんの就職者が気にしているのは主にこれで、てんかんと隠していると毎回通院に行くのに嘘をつかなければなりません。

その辺りを知って欲しい、のです。

主治医の診断書を提出してもらう方法

主治医の診断書を提出してもらう方法

てんかんの主治医に診断書を書いてもらい、仕事上問題ないかを文面で提出してもらう。

私は同じようなことを高校生の時にお願いして一筆もらいました。

修学旅行で沖縄に行くのにシュノーケリングをするのに、先生達が「てんかんなのに大丈夫なのか?」と心配しました。

ちゃんとした診断書までは書いてもらわず、主治医の先生にメモ書きで大丈夫です、と言う内容のものを渡しました。

てんかんの人への不採用の理由の伝え方

もし…てんかんの人に不採用を伝えなければいけない時、何か気を付けなければいけないのか?というとそんなこともなく…。

通常通り「厳正なる選考の結果、誠に残念ではございますが…」などで良いのではないでしょうか。

時々、てんかんで落ちたんですか?って質問してくる就職者もいますが「そんなことはない」と説明します。

就職が早く進むように応援してあげて下さい。

てんかんの人の採用後の職場のケアについて

てんかんの人を採用するにあたって、事前にてんかんと知らせておくか、自信に任せる方法かどちらかを聞いておくと良いでしょう。

テルさん
会社に上層部だけには知っておいて欲しいという人もいます。

てんかんを差別する人は今でも多くいます。地位が高い人、年配の人でも…てんかんと知った途端に手の平を返します。

それを一番知っているのは、てんかんを患っている人自身です。

ケロさん
私が働いていた会社では入社の段階で、てんかんと公表している男性がいました。

 

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございます。

この記事を見ている企業の社長・人事の方はとても熱心な方ばかりだと思います。

てんかんのことが少しでも理解できたなら幸いです………。

 

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